子ども生活学部

特色

子どもの発達・生活環境と子育て支援を学ぶ

1.短大から4年制に充実・発展、今春第2期生を輩出

子ども生活学部は、宇都宮短期大学人間福祉学科幼児福祉専攻の8年間の実績を基に平成23年度に発足し、28年3月に第2期生が卒業しました。子どもや保育の仕事に関心のある大変優秀な学生が入学しています。短大時代からの地域とのつながりの深い教員に加えて、全国的に活躍している著名な教員が新たに着任し、専任教員16名という充実した教授陣により、丁寧で行き届いた少人数教育を行っています。

2. 教育課程の特色 (学位:学士(子ども生活学))

(1)4年制大学として、幅広い教養教育に注力

子ども生活学部では、4年制大学として幅広い教養教育に力を注いでいます。例えば「現代の教養講座」という科目では、Ⅰ「いのち・こころ・からだ」、Ⅱ「共感・信頼・共生」 Ⅲ「個、集団、社会」、Ⅳ「美、宗教、自然」、Ⅴ「宇都宮共和大学全人教育講座」といった内容を取り上げていて、理事長、学長をはじめ専門の各教員が共同で担当し、学生に4年間で人間存在への深い知識と洞察力を育てることを目指しています。

(2)就職に強いカリキュラム

子どもや保育に関心のある学生に対して、保育士資格、幼稚園教諭1種免許を全員が取得できるカリキュラムとなっており、キャリア教育は1年生から始まります。子育て支援の仕事や、子どもに関する相談機関、子ども関連企業(おもちゃ、アパレル、食品、出版、スポーツ、サービス関連)等への就職の道など幅広く支援するため、多様なカリキュラムが用意されています。「発達臨床心理学」「家庭支援論」「子どもと地域福祉」「障がい児保育」「子どもマーケティング論」など現代社会に必要とされている多くの専門科目があります。保育士資格、幼稚園教諭1種免許の他に、下記のプラスαの資格が取得できます。

(3)平成28年度より、小学校・特別支援学校教員免許も取得できることに

通信制大学の「星槎大学」と提携し、通信教育を利用して、小学校教諭1種免許または特別支援学校教諭1種免許が取得できるようになりました。また音楽療法士の資格やおもちゃコーディネーターの資格も本学部のカリキュラムの中に取り入れて、取得できるようになりました。

(4)充実した教授陣と専門科目

子ども生活学部では、幼稚園園長、副園長など保育関係の実務経験のあるベテラン教員や、子ども関係の研究・教育にたずさわってきた優れた教員など、教授陣が大変充実していることが特徴です。 専門科目の教育内容は、現場に即しており、就職後すぐに役立つ具体的な授業です。幼児体育、リトミック、図画工作などの授業は特に、学生の興味と関心に応えています。また、短大音楽科の教員との連携も強く、学内のあちこちにピアノがあり、子ども向けのピアノの演奏をすべての学生が身につけることができるなど、音楽関係の教育環境にも優れています。ピアノ初心者も、弾き歌いの確かな力をつけています。
ちなみにこの紹介資料のイラストは、東京藝術大学で日本画を専攻した中畝治子教授によるものです。中畝教授は、「図画工作」「保育内容造形表現」の授業を担当しています。

3.就職状況

(1)短大時代の実績が豊富で有利

宇都宮短期大学幼児福祉専攻卒業生は、これまで就職率の高い実績があり、子ども生活学部第1期生、2期生も県内の幼稚園、保育所、児童福祉施設、企業等に100%就職しました。

(2)旺盛な求人が続く保育就職市場と大学院進学への道

県内の幼稚園・保育園の中には、4年制大学卒を採用する園が増えています。待機児童解消のため、認定こども園や保育所の増設が求められており、特に首都圏では保育士の需要は非常に高い状況です。幼稚園教諭1種免許が取得できるので、幼稚園長、こども園長、保育園長などの管理者、経営者への道も開かれています。短大を卒業した後、1種免許取得やリトミック指導員の資格を得るために、(3年次)編入をしてくる学生もいます。
大学院等への進学も、卒業研究等を通じて個別に研究指導をしますので、子ども関係の大学院への進学を希望する学生への対応もできています。

4.学生生活、サークル活動

学生達が自主的に運営するサークル活動のほか、保育に関係するボランテイア活動が活発です。本学の子育て支援研究センターの事業(親子遊びの会・障がいのある子どもと家族の支援・バーベナ自然遊びの会・地域の幼稚園・保育園・認定こども園との交流活動など)に参加して子どもと触れ合い体験し保育を学んでいます。また宇都宮市オリオンスクエア内ゆうあい広場(こどもの遊び場)での幼児及び小学生を対象とした工作教室のボランティアに継続的に参加したり、各地の子育て広場でのボランテイアや幼稚園・保育園等の夏祭りボランティアなど県内各地での活動に参加する学生がたくさんいます。在学中から子どもとのかかわりを持つ環境があり、体験的に子どもとのかかわりや保育を学ぶ機会を多く持つことができます。

  • 障がいのある子どもと家族の支援(TINY活動)

  • 親子遊びの会(外で絵をかいて遊ぼう)

5.子育て支援研究センターの社会貢献活動(6つの事業)

本学部は地域社会へのさまざまな貢献を大切にしています。子育て支援研究センターでは、次の6つの事業を行っています。①「公開講座」 毎年保育・教育関係者や一般市民のための講座を開催し好評を得ています。28年度は「子どもが健やかに育つ環境を考える」というテーマで外部講師による講演会と、学内の教員による「体・頭・心を育てるリトミック」「身近な材料でのおもちゃ作り」「レクリエーションの魅力」などの実技の2本立ての公開講座を開催します。乳幼児をもつ受講生の為に、講演中は学内の保育実習室を活用して託児を行っています。

  • 市内の幼稚園と学生の交流活動(森の自然にふれる)

  • 市内の幼稚園と学生の交流活動(ハロウィン)

②「地域の幼稚園・保育園・こども園との交流活動」を授業に位置づけ、学生は子ども達との触れ合いを通して遊びや保育を体験し、更に授業で振り返りをして学びを深めています。上の写真は、市内の幼稚園の園児と一緒に学内の森の動植物を観察したり、アリーナでハロウィンを楽しんだ時のものです。③「障がいのある子どもと家族の支援」(TINY)は、障がいのある子どもと家族を応援する活動で、月に1回実施しています。多くの学生や卒業生がボランティアで参加し、親・子・学生・教員が共に育ちあう実践活動の場となっています。④「親子遊びの会」本学の保育実習室で学生も参加して、就学前の乳幼児を持つ親同士のネットワーク作りや子ども同士の遊びの拡がりを目指し、学生のよい学びの場となっています。⑤バーベナ(自然遊びの会) 学生が中心になって子どもが遊べる森作りから始めて、幼稚園児やこども園の子どもたちと森を探検し自然に触れて遊ぶ経験を積んでいます。県や宇都宮市の「宮の環境創造提案実践事業」にも参加しています。⑥リカレント教育 卒業生を対象にした再教育の場で、保育・教育を中心に卒業生と教員が集まり、学び合いの場となっています。
子ども生活学部の社会貢献活動は、子育て支援研究センターの「研究センター年報」に毎年公表しています。(「研究センター年報」2011年創刊号発行、6号を間もなく発行予定)